常連のお客様に83歳のおばあちゃんがいらっしゃいます。
最初は脳梗塞の影響で麻痺側の足がむくむと言って来られました。
むくみはすぐにとれて喜んでおられたのですが、今年のゴールデンウィークが過ぎたころ、
左の臀部と大腿部の外側に痛みを訴えて来られました。
整形外科で左の股関節の軟骨がすり減っていると診断されたそうで、痛みの場所からみて、
坐骨神経痛ではないかと思いました。
さっそく施術をして、痛みも取れ、よかったよかったと一緒に喜んだのですが、
翌週にはまた同じ症状で来られました。

やっぱり股関節が影響しているのかなと思い、股関節に対する施術も加えて、
ほぼ毎週のように施術を続けていたのですが、同じことの繰り返しでした。

今朝はご自宅での施術でしたので、ご自宅での過ごし方を確認してみました。
すると、痛みを再発させる原因をいくつか見つけることができました。

最大の原因は、ソファーに寝転がってテレビを見る姿勢でした。
言葉で説明するのは難しいのですが、痛みの出ている左の臀部に最も負荷がかかる姿勢でした。
しかも、ソファーを購入したのが、ちょうどゴールデンウィーク前だそうで、痛みが出だした時期と合致します。
寝室のベッドでテレビを見る時も、同じように腰に負担のかかる姿勢でした。

この二つを辞めてもらうことで、様子を見ることにしました。

RIN

今まで何ともなかったのに、突然始まった腰痛。
ご本人も気づかなかった原因は、どうやら日常生活の中にあったようです。
何もしていないのに痛み出した。よく聞く言葉ですが、結果にには必ず原因があります。
なかなか痛みが改善しない方、日常動作の見直しが有効かもしれませんよ!