手技療術には様々な手技があります。

押す・揉む・擦る・叩くは最もポピュラーな手技です。

「よくそんなに長い時間揉めますね!疲れませんか?」

と言われることがあります。

答えは、「疲れません!」です。

何故だと思います?

答えは簡単です。揉み方の違いです。

押す・揉む・擦る・叩くと4つの手技を挙げましたが、

それぞれの手技が更に細かい手技に分かれます。

揉み方にも色んな揉み方があります。

普通、みなさんがやっているのは、「掴み揉み」だと思います。

この揉み方は、長時間揉むのには向いていません。

だいたい3分もすれば疲れてきます。

「まだぁ~?」と聞かれるのが、だいたいこのくらいの時間です。

我々と普通の人との揉み方の違いは、

手首の使い方にあります。

親指を使って揉む場合、揉みたい場所に親指を押し当て、

四指は添えるようにして、手首を使って揉みます。

ちょっとイメージしにくいかもしれませんね。

行きつけのお店があったら、見せてもらうのが早いと思います。

「揉む」の変形で「捻じる」というのもあります。

今日お見えになられた方の中には、この「捻じる」と「擦る」を使って

施術した方がいらっしゃいました。

痛みがあって、押したり揉んだり叩いたり出来ない場合に、

大変有効な手技です。

世の中には本当に様々な手技があります。

私が知っている手技は、ほんの氷山の一角だと思います。

これからも、機会を見つけては様々な手技を習得して、

少しでも皆様のお役に立てたらと思います。